今朝のYahoo!ニュースにまた気になる記事がありました。
<養子縁組>NPOがネットであっせん 「手軽さ」懸念の声
ネットの時代…
いよいよここまで来たか…
こちらの記事で個人的に特に気になった点を挙げてみました。
●「インターネット赤ちゃんポスト」が4月からインターネットを活用し特別養子縁組の相談やあっせんを開始
→NPO法人「全国おやこ福祉支援センター」が始めた特別養子縁組を希望する生みの親と育ての親(養親<ようしん>)をインターネット上で専用のシステムを使ってマッチングさせる会員制サービス→専門家からは「慎重さに欠ける」と懸念の声も
→「赤ちゃんポスト(こうのとりのゆりかご)」を運営する慈恵病院(熊本市)とは無関係
●インターネット赤ちゃんポストの特徴は?
→身分証のコピーを提出すれば誰でも登録可能→生みの親が養親候補のプロフィールを見て子を託したい相手を選べる
→かけがえのない<命>と愛情あふれる里親とを『手軽に』結びつける
●養親希望者の開示方法は?
→養親希望者は下記の情報を開示・写真
・自己紹介文
・年齢
・職業
・年収
・資産・居住地 など
→NPOは所得水準や自治体の里親研修を受けたかなどに応じて点数を付け、得点の高い順に並べ紹介
●養親の登録と要親希望者の適正判断は?
→生みの親は登録前にNPOが面談、育てられない理由などを確認→妊婦も登録可能
→生みの親が子どもを育ててほしい相手を一覧から選び、スタッフが養親希望の家庭を1回訪問して適性を判断
→1週間をめどに正式な仲介の可否を決定
→仲介後も双方の相談に応じる
●赤ちゃんポスト利用の費用は?
→利用は当面無料→マッチングの段階でNPOが間に入る従来よりコストが抑えられ、養親側にかかる事務経費はこれまでの一律64万円から50万円程度に減らせる
●問題は?
・専門家、宮島清さん・日本社会事業大准教授(児童福祉論)の意見→生みの親の意見が養親選びに反映されることは重要
→事業者が面接も家庭訪問もしていない夫婦を養親希望者として紹介することなどあってはならない
→出産前に『養子に出すこと』を決めてしまい後戻りしにくくなったり、病院に行かず密室で出産したりする行為を増やしてしまう可能性もある
●特別養子縁組あっせんの指針は存在しない
→事業者には自治体への届け出義務があるだけで、手法などの指針はない→NPOは昨年、中絶を考える女性に向け「『産んでくれたら最大200万円相当の援助』があります」とホームページで呼び掛け、大阪市から「人身売買のような誤解を招く恐れがある」と行政指導を受けた
→与党内では民間あっせん団体を都道府県の許可制にする動きがある
→早ければ今国会にも議員立法で提出される
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「インターネット赤ちゃんポスト」さんのウェブサイトを閲覧すると、クラウドファンディングでアプリ開発のための資金も募っておられたそうです。
ネットをフルに活用されている印象ですね。
※養子縁組、里子については、こちらの記事でまとめています。
養子縁組と不妊治療の限界は40代…愛知方式って?養子縁組、里子について調べてみた
こちらでは養子縁組をする場合の年齢制限、普通養子縁組と特別養子縁組の違い、里親と養子縁組の違いなどについて簡単にまとめています。
また「愛知方式」についても触れています。
人の命に関わる大事なことだし「何でもかんでもネットで手軽にやろうとするのは間違っている!」との批判も多いんだろうな。
でも個人的には、法整備や制度改革に一石投じられるという意味でも、大きな意義のあることではと感じます。
色々な課題は多々あるだろうしこれからも噴出してくるだろうと思うけど、国全体で考えて、「特別養子縁組」という制度の認知度が上がって、生まれたばかりの赤ちゃんが遺棄されるといった悲しい事件が0になればいいな。
あと養親の適性を見極めるのってすごく難しいそうですよね。
想像もつかないような事情で育てることが難しくなってしまう可能性もあるでしょうし。。。
養子縁組後のサポート体制というか、見守りみたいなのもあると良いのかもなぁー
これは養子縁組でない血縁関係のある親子でも言えることかも。
もちろん、お母さんが子を諦めず、養子縁組に出さなくてもいいような状況にするのが一番理想。
それにはお母さん自身で周囲に助けを求める勇気や努力も必要だし、それに応える家族、地域社会とのつながりが日頃から大事なんだろうな。
妊活始めてつくづく感じるようになったことですが、子は本当に宝だな。
生まれてきた命は、みんな尊いです。
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