2015年11月11日水曜日

資生堂ショック。時短勤務者とフルタイム勤務者の不公平感

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先日のYahoo!トピックスにこんな記事がありました。
育児中の社員にもフルタイムと同じノルマ 資生堂の育児支援制度を伝えたNHK報道「資生堂ショック」が話題に
かつて仕事人間だったこともあって、とても気になるタイトルだ。

内容は、

・資生堂では「美容部員」に短時間勤務制度があり、育児中は2時間早く帰宅できる

・短時間勤務者がいるため店員が不足し、販売の機会損失との意見
・通常の勤務をしている社員に遅番や土日勤務の負担が生じ、不満の声が続出

・短時間勤務の「美容部員」にも、公平に土日勤務や遅番をこなしてもらうことになった

というもの。


うーーーん、これは難しい問題だなぁ。

短時間勤務者、短時間勤務者を支え負担を強いられる側、どちらの意見もすごくよく分かります。
私にも似たような経験があるので。。。


■短時間勤務者がいるため店員が不足し、販売の機会損失との意見

店員が不足したから「販売の機会損失」。
それはそうだろうな、そのままでは単純に頭数が減るんだし。

ただそれを「損失」と捉える意見がある時点で、その職場で短時間勤務を受け入れるのは難しいのかも。
十分な説明とか理解が得られないままに、導入されてしまった制度だったのかな。

短時間勤務者も、制度があるから助けられる思いでありがたく利用した方もいらっしゃっただろうに、何だか残念。。。

昔なら「お互いさま」と言えたでしょうが、結婚・子育て・介護が当たり前じゃない今は、そんな訳にはいかないだろうし。


■通常の勤務をしている社員に遅番や土日勤務の負担が生じ、不満の声が続出

短時間勤務者は、早く帰る分お給料は減らされていたんでしょうけど、それでも不満が出ていたということでしょうか。

元々相当ギリギリの人員で回していて、ノルマもすごく厳しくて、短時間勤務者を支える他の社員さんへの負担が大きすぎた結果なのかな。

不満が続出するってことは、そんな頑張ってる他の社員さんに、給与など待遇面とかで、頑張りを称えられることもなかったんだろうな。
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個人的に一番残念に感じたのは、「短時間勤務者に頑張ってもらう」という結論。

現場で頑張っている社員に、もっと頑張れ、工夫しろ、と言っているかのような。。。
経営者としては、当たり前の発想とは思いますが。

現場で頑張る社員さんの不満を解決することが急務で、悩みに悩んでの決断だったんでしょう。

多分この記事で伝えられているのは表面なので、資生堂さんとしてはきっともっと色んなことを考えていらっしゃるでしょうね。
短時間勤務者を配置転換をするとか、待遇面に差をつけるとか。
そういった会社としての工夫も、一緒に報道してもらえると、他の会社の参考にもなって良かったのかもしれないな。


あと超理想論の上、飛躍しまくりますが。

せっかくこんなに話題になったんだし、これをきっかけに、「人が不足して現場でモノが売れなくて厳しい」ということにフォーカスするんじゃなくて、子育てをテーマに社全体の利益を考えてみるのも面白いのかなーと思ってしまいました。

短時間勤務者を応援することで、子育て家庭を応援する会社の姿勢アピールと、家族ぐるみで売り込める商品ラインナップを打ち出してみたりとか。

今回取り上げられていたのは美容部員さん達なので、難しいかもしれないけど、その売場だけじゃなくて、全体で考えてみると別の面で新しいチャンスがありそうな気がします。


と、現場を知らずに想像するだけなら、簡単なんですがね…

世の中は不公平なモノなので、不平不満が出るのは当たり前といえば当たり前。
ほんと思い出すだけで「くっそーー!」という思いが再燃すること、多々あります。

とにかく短時間勤務の方もそうでない方も、少しでも気持ち良く、納得して仕事ができるようになることを願うばかりです。

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